布施氏
戦国時代、大和国葛下郡に布施城を築いた布施氏は、有力武士で、戦国大名の筒井氏のもとに属していた。布施氏の一族に布施道順という人物がいた。彼は仏門に入り、専明寺、現得寺などの寺院を開いたと伝えられている。
布施城
布施城は金剛山地から東へ派生した尾根の中腹、標高460m付近に築かれている。
布施城は山頂の主郭を中心に東へ伸びた尾根に曲輪を展開する。尾根は途中で北と南に分かれその両側に曲輪が付いている。
主郭は最高所にあり、現在本丸として整備されているのは櫓台のようである。